2007年11月24日

『こいぬのうんち』

『こいぬのうんち』
(クォン・ジョンセンぶん チョン・スンガクえ ピョン・キジャ訳/平凡社)






あらすじ

 ちいさな子犬が石垣のすみっこに、うんちをします。
 「こいぬのうんち」は、自分がうんち(それも犬の・・・)だと知ると、悔しいやら、悲しいやら。自分は、汚くて、何の役にもたたないんだ・・・ひとり悲しくてなりません。
 そんなある日、「こいぬのうんち」のまえに、タンポポが芽を出します。きれいな花を咲かせることができるタンポポが、うらやましくてなりません。そのタンポポが、言うのです。「こいぬのうんち」に力になってほしいと!
 雨の中、「こいぬのうんち」は、タンポポの芽をぎゅっと両手で抱きしめ、自分の体をどろどろにとかし、土の中へしみこんでいきました。
 そして春・・・


母、思う

 この絵本は、兄が生まれてすぐ、友人が、韓国旅行に行った際にお土産で原語を買ってきてくれました。その友人が、韓国からの留学生に一番のオススメだと聞いて選んでくれたものです。

 韓国では、犬というと、「人間以下」の代名詞のようになっていて、「うんち」のうえに(?)、「いぬのうんち」だなんて、それはそれは、ひどい存在なのです。しかし、どんなものにだって、存在する意味はある。必要とされていないものなんてない。作家の思いがこめられているのでしょう。

 韓国は、とってもクリスチャンの多い国で、この作品も1969年に「第1回キリスト教児童文学賞」を受賞したものです。絵本は、1996年に子供たちのために新しく書き直されています。それから10年が経った今も、韓国では、売り上げ上位に位置するほど、読まれています。

 わが子が、もう少し大きくなったとき、自分で読めるように、日本語版も購入してしまいました。
 絵の色使いとかは、非常に渋いのですが、「こいぬのうんち」くんの表情や寝ている姿は、まるで人間の子供のようで、愛らしいです。

また韓流絵本について、書きたいと思います。
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posted by はは at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | 母の趣味<韓流絵本> | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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こいぬのうんち
Excerpt: 韓国の作家 クォン・ジョンセンさんの「こいぬのうんち」。そのアニメを観ました。話の内容もさることながら、とてもきれいなアニメでした。何で「うんち」?とも思いましたが、話を追って行くにつれ、何となくその..
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Tracked: 2009-03-23 16:53
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