2008年02月02日

『おおきくなるっていうことは』

『おおきくなるっていうことは』
(中川ひろたか文 村上康成絵/童心社)






“おおきくなるっていうことは
ようふくが ちいさくなるってこと”

兄うなずく。

“おおきくなるっていうことは
まえより たかいところに のぼれるってこと”

兄うなずく。

“おおきくなるっていうことは
たかいところから とびおりられるってこと”

兄うなずく。

“それもそうだけど とびおりても だいじょうぶかどうか
かんがえられるってことも おおきくなるっていうこと”

兄うなずく。

“おおきくなるってことは
ちいさなひとに やさしくなれるってこと”

半年前、兄は、ここだけうなずかなかった。
「ぼくの邪魔ばかりする弟に、やさしくなんてできないさ」
とでもいうことか・・・

昨夜、兄は、この文章の後に、こういった。
「春になったら、幼稚園では、年少さんの手をつないであげなきゃいけないし、
弟の手もつないで、階段おりないといけないし、
僕の両手は、いっぱいだね。」

そんなことが言えるようになったことが、
おおきくなるっていうことだね。


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posted by はは at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 春だから・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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